このページにおける各種情報の利用について

管理人は、ソフトウェアの会社に9年間勤務し、その間にLinuxの製品も手がけた経験があり、また自宅サーバーとしてLinuxを15年ほど使って来ているため、いわゆるオープンソースについてはそれなりに知っています。
このサイト自身が、Linuxサーバー(CentOS 7)上で、Apache, MySQL, PHP, WordPressといったすべてオープンソースのソフトウェアを使用して運用されています。
元々オープンソース・フリーソフトウェアの考え方は、リチャード・ストールマンが1983年に提唱したGNUプロジェクト(GNU=GNU is Not Unixの略で、再帰的な定義になっていてGNU自体の意味ははっきりしません。グヌーと読みます)に起因します。これは1970年頃にAT&Tのベル研究所で開発されたUNIXが、当初は誰でも対価を払わず利用可能な形で公開されていたのに(AT&Tという巨大企業が色々な分野で独占的地位に就くのを防止するためコンピューター産業の分野で対価を取って製品を提供することが禁じられていた)、その後AT&Tという巨大企業が複数の企業に分割された結果コンピューター産業でもビジネスを行うことが出来るようになりAT&TがUNIXの著作権を主張し(System V)、対価を取ろうとしたことに対抗する形で始まりました。
この時にストールマンが参考にしたのは、「かつて」学術の世界で、お互いに研究リソースやその成果である論文類をお互いに無償で提供しあう、という慣習でした。つまりオープンソース・フリーソフトウェアの考え方は元々学術の世界での慣習をソフトウェアの世界に持ち込んだものでした。しかしながら、皮肉なことにその学術の世界では学者の論文が発表される学術雑誌の価格が年々高騰し、大学や図書館にとって予算上きわめて厳しくなるという事態が生じていました。マックス・ヴェーバーに関しても、モーア・ジーベック社から現在発売されている全集は、全巻(書籍+手紙+講義録)揃えると実に€13,126(1ユーロを121円として1,588,246円)という恐るべきものになっています。マックス・ヴェーバーのテキスト自体はとっくに著作権が切れていますし、注釈が充実していると言っても、元は編集委員となっている学者が大学で給料をもらって自分の研究で調べたものがほとんどだと思います。最近、発展途上国でもヴェーバーを研究するという例が出てきているようですが、それらの国にとってはこの価格はおそらく我々にとって家を買うような値段だと思います。
このサイトは、オープンソース・フリーソフトウェアの考え方を参考にし、可能な範囲でこのサイト上の情報を無償で対価を要求せずに提供していくつもりです。著作権自体は放棄しませんが(日本の法律では著作者人格権の放棄は出来ない)、学術・教育上での利用については無償・無許可で構いません。但し無断の商用利用は禁止します。