「宗教ゲマインシャフテン」の日本語訳作成にあたっての参考書籍

基本的に今回の日本語訳にあたって、ここ2年間ぐらいで「実際に読んだ」参考書籍リストが以下です。最終的な日本語訳にも載せる予定ですが、取り敢えずここを見ている人のご参考として公開します。
一部だけ学生時代から持っていて、今回改めて参照した(例:フレイザーの「金枝篇」など)ものもあります。
また、例の羽入辰郎批判の時に、宗教改革や英訳聖書関係はここに載っているもの以外で数十冊レベルで読んでいるし、またキリスト教神学事典、仏教辞典のような辞典・事典類も入れていません。また儒教関係は中学生の頃からそれなりに読んでいるが、今さら挙げるまでもないので、一部だけしか載せていません。ちなみにジェームズ・レッグの論語の英訳(ヴェーバーも参照している)は、大学時代に平川祐弘先生の授業で一部を読んでいます。
折原センセの訳には色々問題がありますが、最大の問題はここに挙げているような文献をほとんど参照していないことです。

ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教、その他インド

1.辻直四郎訳、「リグ・ヴェーダ讃歌」、岩波文庫
2.岩本裕編訳、「ウパニシャッド」、ちくま学芸文庫
3.上村勝彦訳、「バガバッド・ギーター」、岩波文庫
4.森本達雄著、「ヒンドゥー教--インドの聖と俗」、中公新書
5.中村元著、「インド思想史」、講談社学術文庫
6.立川武蔵著、「はじめてのインド哲学」、講談社現代新書
7.渡辺研二著、「ジャイナ教」、講談社学術文庫
8.清水俊史著、「ブッダという男--初期仏典を読みとく」、ちくま新書
9.並川孝儀著。「パーリ語初期韻文経典にみる最古の仏教」、春秋社
10.梶山雄一著、「輪廻の思想」、講談社学術文庫
11.末木文美士著、「日本仏教再入門」、講談社学術文庫
12.金子大栄注、「歎異抄」、岩波文庫
13.日本思想体系11「親鸞」(教行信証)、岩波書店
14.宮田登著、「弥勒」、講談社学術文庫
15.長部日出雄著、「仏教と資本主義」、新潮新書
16.吉永千鶴子著、「チベット仏教」、岩波新書
17.ヴァーツヤーヤナ、岩本裕訳著、「完訳カーマ・スートラ」、平凡社東洋文庫

儒教・道教

18.坂出祥伸著、「道教とはなにか」、中公叢書
19.窪徳忠著、「道教の神々」、講談社学術文庫
20.姜在彦著、「朝鮮儒教の二千年」
21.貝塚茂樹著、「孟子」、講談社学術文庫

イスラム教

22.水谷周監訳著、杉本恭一郎訳補完、「クルアーン やさしい和訳」、国書刊行会
23.河田尚子著、「日本人女性信徒が語るイスラーム案内」、つくばね叢書
24.渥美堅持著、「イスラーム基礎講座」、東京堂出版
25.大川玲子、「聖典クルアーンの思想--イスラームの世界観」、ちくま学芸文庫

マーニー教、ゾロアスター教

26.山元由美子著、「マニ教とゾロアスター教」、山川出版社世界史リブレット
27.ニコラス・J・ベーカー=ブライアン著、 青木健訳、 「マーニー教--再発見された古代の信仰」、青土社

グノーシス主義

28.大田俊寛著、「グノーシス主義の思想--<父>というフィクション」、春秋社
29.荒井献著、「トマスによる福音書」、講談社学術文庫
30.荒井献、大貫隆、小林稔、筒井賢治編訳、「ナグ・ハマディ文書抄」、岩波文庫

ユダヤ教、キリスト教

31.聖書、聖書協会共同訳(旧約聖書続編付き、引照・注付き)、2018年、日本聖書協会
32.田川建三訳、「新約聖書 本文の訳」、作品社
33.B.U.シッパー、山我哲雄訳、「古代イスラエル史--『ミニマリズム論争』の後で 最新の時代史」、教文館
34.関根正雄著、「古代イスラエルの思想--旧約の預言者たち」、講談社学術文庫
35.浅野順一著、「予言者の研究」、講談社学術文庫
36.吉田博司、「旧約聖書の政治学--預言者たちの過酷なサバイバル」。春秋社
37.田川建三著、「原始キリスト教史の一断面--福音書文学の成立」、勁草書房
38.荒井献著、「イエスとその時代」、岩波新書
39.R.F.ホック著、笠原義久訳、「天幕づくりパウロ--その伝道の社会的考察」、日本基督教団出版局
40.ウェイン・A・ミークス著、加山久夫監訳・布川悦子・挽地茂男訳、「古代都市のキリスト教--パウロ伝道圏の社会学的研究」、ヨルダン社
41.ゲルト・タイセン著、廣石望訳、「イエス運動--ある価値革命の社会史」
42.コンツェルマン著、田川建三・小河陽訳、「新約聖書神学概論」、新教出版社
43.田川建三著、「宗教とは何か 上 宗教批判をめぐる」、洋泉社MC新書
44.N.T.ライト、岩上敬人訳、「すべての人のためのローマ書1,2」、教文館
45.聖アウグスティヌス、服部英次郎訳、「告白 上下」、岩波文庫
46.G.K.チェスタトン著、生地竹郎訳、「聖トマス・アクィナス」、ちくま学芸文庫
47.トマス・アクィナス著、稲垣良典・山本芳久編、稲垣良典訳、「精選 神学大全1,2」、岩波文庫
48.上田閑照著、「エックハルト--異端と正統の間で」、講談社学術文庫
49.シュヴァイツェル著、鈴木俊郎訳、「キリスト教と世界宗教」、岩波文庫
50.岡本亮輔著、「キリスト教入門の系譜」。中公新書
51.鈴木範久著、「内村鑑三」、岩波新書
52.赤江達也著、「矢内原忠雄--戦争と知識人の使命」、岩波新書
53.無教会史研究会編、「内村鑑三の系譜 無教会キリスト教信仰を生きた人びと」。新地書房
54.G.ジンメル、深澤英隆訳、「ジンメル宗教論集」、岩波文庫
55.ルードルフ・オットー著、立川武蔵・立川希代子訳、「インドの宗教とキリスト教」

神道

56.井上寛司著、「『神道』の虚像と実像」、講談社現代新書
57.久米邦武著、「神道ハ祭天の古俗」、明治24年刊
58.山村明義著、「神道と日本人--魂とこころの源を探して」、新潮社
59.島薗進著、「教養としての神道--生きのびる神々」

その他

60.谷川政美訳、「ウガリトの神話 バアルの物語」、翻訳工房
61.フランシス・イエイツ著、前野佳彦訳、「ジョルダノ・ブルーノとヘルメス教の伝統」、工作舎
62.ジョルジュ・デュメジル著、松村一男訳、「神々の構造--印欧語族三区分イデオロギー」
63.P.J.H.グリァソン著、中村勝訳・解説、「沈黙交易--異文化接触の原初的メカニズム序説--」
64.J.G.フレイザー著、吉川信訳、「金枝篇 上下」。ちくま学芸文庫
65.吉田禎吾著、「日本の憑きもの--社会人類学的考察」、法蔵館文庫
66.タキトゥス、泉井久之助訳注、「ゲルマーニア」
67.カエサル著、近山金次訳、「ガリア戦記」
68.W.J.モムゼン他編、鈴木広他訳、「マックス・ヴェーバーとその同時代人群像」、ミネルヴァ書房
69.マーティン・グリーン、塚本明子訳、「リヒトホーフェン姉妹」、みすず書房
70.内田芳明著、「ヴェーバー『古代ユダヤ教』の研究」、岩波書店
71.内田芳明著、「マックス・ヴェーバーと古代史研究」、岩波新書
72.マックス・ヴェーバー著、丸山尚士訳、「中世合名・合資会社成立史」、Amazon Publishing
73.マックス・ヴェーバー著、丸山尚士訳、「ローマ土地制度史-公法と私法における意味について」、Amazon Publishing