折原浩先生の「宗教社会学」の日本語訳と解説(私家版)公開

2022年6月23日、折原浩先生より、添付のPDFのようなメールをいただきました。趣旨は、もうすぐ未來社から出版される「マックス・ヴェーバー研究総括」での主として批判的な活動以外に、ポジティブな貢献として、ここで私が提唱しかつ実践している「オープン翻訳」の主旨に賛同し、先生が私家版として作成された「経済と社会」の旧稿中の「宗教社会学」の私家版としての日本語訳と解説を、このサイトで公開しても良い、というものでした。詳細は添付のメールを参照ください。(このメールも公開しても良いという許可をいただいています。)

2022年6月23日折原先生メール.pdf

私としては願ってもないお話で誠に有難く、ここで「中世合名・合資会社成立史」や「ローマ土地制度史」の日本語訳と同じ条件での「オープン翻訳」として公開させていただきます。なお、「始めに」で書きましたが現段階では注釈の多くが未完のままです。本来なら私の方でこの分を埋める作業をしたいのですが、現状「ローマ土地制度史」の日本語訳の真っ最中ということもあり、その課題についてはいずれ対応するということで、取り敢えずは現状のものを公開させていただきます。

なお、折原先生からいただいた原稿からの変更点は以下の通りです。
(1)表紙ページの追加
(2)「始めに」で経緯の簡単な説明
(3)脚注部のフォントサイズを縮小
(4)P.4のイェレミアスの人物説明の追加
(5)P.302のConstitutum Ususとコムメンダについて、創文社訳から持ち込まれた誤訳を訂正、かつ脚注の追加

なお、折原先生自身からも上記の件に関する説明が先生のHPにて近日中にアップされるとのことです。

20220625_宗教社会学_折原浩先生_私家版訳R04.pdf