と思ったら次の文もまた誤訳。なんで最後が「異なってくるだろう」になるんでしょう。まず推測じゃなくて断定ですが、それだけでなく、es kommt auf etwas an (~次第となる、~が重要となる、~に依存するようになる)という構文がきちんと訳されておらず、またauf 以下が2つ出てきて同格なんですが、何故か訳し方を変えています。「告解が成立すれば」も変で、「告解が行われるようになった場合では」「告解が存在している場合には」だと思います。
原文
Diese Mysterien kannten also meist keine Beichte. Wo aber die Anforderung ritueller Reinheit zur seelischen Sündenreinheit rationalisiert worden ist, da kommt es nun weiter auf die Art der Kontrolle und, wo die Beichte besteht, auf deren möglicherweise sehr verschiedenen Charakter für die Art und das Maß der ihr möglichen Einwirkung auf das Alltagsleben an.
折原訳
したがって、そうした密儀はたいてい告解を知らなかった。とはいえ、儀礼上の清浄への要求が、魂の罪なき清浄へと合理化されると、いまや[そうした要求に応ずる]制御の方法が問題となり、告解が成立すれば、それが採りうる多種多様な性格のうち、どんな性格の制度が採用されるかに応じて、日常生活への可能な作用の性質と程度も、異なってくるであろう。
丸山訳
これらの秘教はそれ故に多くの場合、告解というものを知らなかった。しかし儀式においての清浄さへの要求が合理化されて[儀式参加者の]魂の罪なき清浄さ[への要求]となる場合は、そういった秘教にとっては次には、そういった要求をどうコントロールするかが重要になり、また告解というものが存在している所では、更には告解の日常生活への考えられる作用の性質とその程度についての、考え得る限りで様々に異なった性格も重要になる。